ALBA ROOX NX02-0B10 電池交換メンテナンス

2017.6.4お預かりのALBA ROOX NX02-0B10 電池交換メンテナンスです。

おそらく液晶のデジタル表示とアナログの複合ウォッチ。

竜頭とプッシュボタンの動きをチェックして。

チタン無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。バックルに汚れも無く綺麗な状態。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

おや?電池が浮いておりますね・・・。この電池はアナログ用です。
写真での下側の電池がデジタル用。

洗浄作業に進む前に電池を入れて動作確認。ところがアナログは動いておりデジタルも表示はしておりますが、プッシュボタンが効かない。
プッシュボタンが固着という訳でも無く。プッシュボタンと連動したレバーが当たっていない訳でも無く。これは回路不良が起こっております。

ムーブメントのフィルムを戻して。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

針は問題無く使えますので「アナログ・ウォッチ」として使うしかないでしょう。
デジタルって止まる事がない訳ですがこの表示のまま動きません。

4つのボタンを同時に押せば、この表示に切り替わりますが。
各々のプッシュボタン単体では作動しません。
こういう電気的な症状は時計店ではお手上げです。メーカーへ送るしかありませんが
そうなると買うほどの金額は覚悟する必要があります。

「コマ、4つ取り外し」もご依頼ですからベルト調整。
今回、針しか動きませんから洗浄コースで金額を上がるのを止めます。
「洗浄は無しの電池交換のみ2.100円コース」となりました。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可