SEIKO 7A48-7000 Chronograph 電池交換メンテナンス
2017.3.7お預かりのSEIKO 7A48-7000 Chronograph 電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
プッシュボタンの動きもチェックします。
左のプッシュボタンが不動という事で修復もご依頼です。
ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。湿気やサビは見られません。
2つの竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
さて「プッシュボタンの修理」。
押し込まれたままになっております。他のプッシュボタンはバネの力で押し戻されます。
プッシュボタンを抜いてみますが、サビもなく固着には見えません。
ケース側の状態も決して不動になる様な状態ではありませんが。
掃除してグリスアップすれば、他のボタンと同じように動くようになりました。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池を入れて動作確認。
裏蓋の裏側もチェックして。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ブレスも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付けて、ストップウォッチのスタート・ストップ・リセット確認をして
電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。