SEIKO Giujiaro Digital Chrono W680-4070 電池交換
2018.3.5お預かりのSEIKO Giujiaro Digital Chrono W680-4070 電池交換です。
電池交換&洗浄3.100円コースでご依頼ですが、この腕時計ムーブメント取り出しで
バネやパーツが転がり出ますので、洗浄が必要である状態でなければ
なるべく洗浄は避けたいところ。
プッシュボタンの動きと、回転ベゼルのMODE切り替えの固さをチェックします。
ステンレス板巻きバンドに三つ折れプッシュバックル。たしか初期バージョンは普通の三つ折れバックルでしたから、プッシュバックルは復刻モデルです。
微調整位置をチェックします。
バックルの汚れもチェックしますが綺麗な状態。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントですが汚れも無く、無理に洗浄する事はリスクを背負います。
ムーブメント拡大。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。作業の際にムーブメントを動かさない。いえ浮かさない繊細さが必要で、少しの衝撃でムーブメントが飛び出てきます。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
モードの切り替え確認。
ELライト自動点灯モードの確認。
時間を合わせて電池交換完了です。作業中に何か起こっても、部品も無く原状復帰も無理で。
さらに部品が飛び出て不具合が起こりやすいモデル。
時計店でも触りたがらないモデルと言えるでしょう。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。