SEIKO Chronograph Speedmaster7A28-7010電池交換メンテナンス

2016.9.29お預かりのSEIKO Chronograph Speedmaster7A28-7010電池交換メンテナンスです。

竜頭の動きをチェックして。

左側のプッシュボタンが不動なので修理もご依頼ですが、どうもサビが原因の様です。

ブレスは既製に交換されております。

微調整位置をチェックします。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。やはりサビが凄い。

プッシュボタンだけでは無く。

ムーブメント側のレバーも錆びております。

一応、電池交換で動作確認。動きますがサビがある状態では何時、止まるか分からない。
また分解修理出来るムーブメントでは無く。メーカー対応も終了したムーブメント。

またプッシュボタンも工具で、摘まんで「引いても動かず」「回しも出来ない」つまりサビで固着しており、修理のために外せば折れるでしょう。
その場合も、修復や部品交換も不可能。よって普通の判断なら触らずに返却です。

電池交換メンテナンスは希望という事で進めます。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

こちらムーブメント側のレバー。

ケースの内側もチェックして。洗浄しますがブレスは外しません。
このブレス外せば取付が厄介になるでしょう。

内側から確認しますがプッシュボタンのサビが凄い。電池交換で動いても衝撃で錆びた粉が歯車に廻れば止まります。

目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェック。ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

ケースの洗浄でプッシュボタンは引けませんが、回る状態にはなったので
もしや外せるか?と引いてみたらやはり折れました。

プッシュボタンは抜けても、裏側のムーブメントへの接触部分は残ったまま。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池を入れて動作確認。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。クロノグラフのスタートは出来てもゼロ位置合わせは不可ですから、動かすとラップ状態で止めておくしか無いでしょう。
電池交換メンテナンス完了です。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可