SEIKO Sppedmaster 7T42-6A10Chronograph

2017.2.4お預かりのSEIKO Sppedmaster 7T42-6A10Chronograph電池交換メンテナンスです。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っております。

ムーブメント拡大。

巻芯に水滴が伝って錆びて居るのが分かります。

これならムーブメント内部にまでは及んでいないでしょう。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

スペーサーにも錆が付着しており拭き取っておきます。

ケースの内側もチェックして。

竜頭パイプの裏側にも錆が回っておりますが、これは拭き取るしかありません。

洗浄したいですが目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。
裏蓋を閉めプッシュボタンの穴に詰め物をして洗浄します。
目盛リングの「ひさし部分」に奥行きは無いようで。
またガラス内側にこびりついた曇りも無く拭き取りは簡単でしょう。
これがひさし部分が長く、ガラスに曇りが既に付いているパターンでは苦労します。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

巻芯の錆は洗浄で散らない程度に削って洗浄します。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

時間を合わせて、ゼロ位置合わせを行って。電池交換メンテナンス完了です。

発送後ですが列島に寒波来まして。「寒さで止まる」が直らない?という
お問い合わせがありましたが。
このムーブメントは分解修理出来る構造に無く修理対応不可です。
ムーブメント交換が出来れば良いですが、交換ムーブはSEIKOが流通させておりません。
腕に付けるようにして暖めるしか対処法は無いでしょう。
巻芯のサビも原因の一つではありますが。
2017年2月。このモデルも「受付不可」とする時期がそろそろ近づいておりますね。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可