SEIKO DIVER 2625-001B 電池交換

2020.10.15お預かりのSEIKO DIVER 2625-001B 電池交換です。
「自分で電池交換してきたが、今回は動かない」というご依頼ですから。
状態は「要・分解修理」です。ただ修理の希望は無く
「不動の場合は支払わない」という選択ですから到着して
電池を入替、不動の場合は裏蓋を閉め返却。

2本とも同じ状態ですから不動の場合は「作業料0円+送料+代引料」の
荷物が行きますと説明済み。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントですが全体的にツヤが無く乾燥した感じ。

電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認ですが不動。

強制運針器に掛けてみますが動きません。禁じ手の”注油”してもう一度、強制運針器で動き出しました。基本、油切れ書状ですから「要・分解修理」。ただ最近、クォーツを分解修理までする方は少ない。

3時間ほど動作確認して発送となります。

もう一つ同じダイバーも同じ状態らしいですがみてみましょう。

これがムーブメントですが錆も無く綺麗ですが、同じく乾燥しております。

電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。動きますが秒針が引きずる様な動き。
こちらも禁じ手”注油”して3時間ほど動作確認。

一応、動きましたので「電池交換のみ(洗浄なし)1.550円コース」2本+送料で発送いたしました。「洗浄コースでのご依頼」ですが。状態が良く有りませんから無理に洗浄して費用の嵩上げをして到着時に動いていないでは、罪悪感がありますので、最小料金の作業での発送となりました。

 

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可