SEIKO DIVER 2A22-0310 電池交換

2017.8.25お預かりのSEIKO DIVER 2A22-0310 電池交換です。
長期間の放置ということで動くかどうか?

交換用のウレタン・バンドも同梱です。

竜頭の動きをチェックして。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

回転ベゼルが重いと言う事ですが。固いが動きますからサビでは無く。
5-56を注して、何度も回転させると軽くなりました。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。液漏れも無く綺麗な状態。

 

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

同梱のウレタン・バンドに交換します。ラグ部の幅が合っておりませんが。
本来は17mmのラグ部ですが18mmのウレタン・バンド。

ところがこのウレタン・バンド。取付部分が外れます。金属の棒を押し出すと。

幅を決めるパーツが外れます。これを18から17に入れ替えます。

15mmまで揃っております。

「17」に入替完了。

ピッタシ・フィット。取り替え完了です。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可