SEIKO Landmaster 7K23-0A10 電池交換メンテナンス

2020.10.10お預かりのSEIKO Landmaster 7K23 電池交換メンテナンスです。
アラームの針が脱落しており取付もご依頼です。

竜頭の動きをチェックして。

チタン無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

微調整位置をチェックします。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。異常は無しです。

竜頭の裏側の汚れをチェックして。

竜頭パイプも、チェックします。

アラームの長針が外れて干渉しております。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。

ケースの洗浄は諦めますが。

プッシュボタンの裏側に錆が。

拭き取っておきます。

反対側は問題なく。

竜頭パイプはブラッシングのみ。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

ブレスは洗浄して綺麗になりました。

ただバックルの噛み合わせが合わない状態ですから修整して。

爪が薄い金属の板ですから簡単に角度が変わります。そしてバックルの丁番部分ですが遊びが大きくなっており。左右に振れますから爪と食い付き部分がズレます。
これはもう「プッシュボタンを押しながら閉じる」。これを守らないとバックルを折り畳んで、押し込むと簡単に爪が曲がるでしょう。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可