SEIKO DIVER Professional 7549-7009 電池交換メンテナンス

2017.4.13お預かりのSEIKO DIVER Professional 7549-7009 電池交換メンテナンスです。
ダイバー・プロですが「防水テストも、防水機能の保証もありません」。
どころか今までは「触らぬ神に・・・・」というジャンルの時計です。

裏蓋はワンピース構造の飽和潜水レベル。だから触らぬ神に・・・という時計になります。
そして手間が、掛かります。よって費用も4.000円はみてください。

こちら裏蓋記載。

先ずはベゼル・ガードを外します。

回転ベゼルを取り外し。

プラスチックのスペーサーも外します。

ガラスを取り外して。

この厚み!飽和潜水ですから。

目盛リングは持ち上げるのみ。

パッキンを外して。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

ケースの内側もチェックして。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

電池格納部をチェクします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

ガラスも洗浄して綺麗になりました。

ガラスを装着。ご多分に漏れずガラスの拭き取りは厄介。
ただ、ガラスのみが取り出せますので、擦るのが厄介なくらいです。
それよりも、トータルの手間の方がかり多いです。

スクリューバック・リングで固定します。

回転ベゼルも洗浄して綺麗になりました。

ベゼル・ガードもネジも洗浄して綺麗になったところで。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。

1980年代前半の頃に作られた時計ですから、凄い重厚な作り。費用も15万円くらいだったか?

「86」と「88」に刻印がありますが以降は使われていない?。
とすると入っていた電池は20年も前の物になりますが、それは無いでしょう。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。ちなみにこういう時計を
「頂いた」「中古を買った」等で。まさか飽和潜水される様な人も居ないと思おりますが。
もし、潜水が目的なら「メーカーでの電池交換をした証明」が無い物は
私の様に、適当な電池交換をしている可能性がありますからご注意ください。

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可