SEIKO SCUBA DIVER 7N35-6120電池交換
2024.12.1お預かりのSEIKO SCUBA DIVER 7N35-6120他4本の電池交換です。
5本届きましたので一緒にこちらで紹介です。
竜頭の動きをチェックして。
チタン無垢バンドに三つ折れバックル。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。
電池を入れて動作確認。外したパーツを戻していきパッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
時間を合わせて電池交換完了です。
次はSEIKO 8C23-6040。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。
微調整位置をチェックします。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
時間を合わせて電池交換完了です。
次はロンジンの電池交換です。この腕時計も何度もお預かりして電池交換致しました。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
時間を合わせて電池交換完了です。
次はオメガですが浸水して文字盤に水滴が付いた痕跡。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
これがムーブメントで。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。動くか心配でしたが問題無く動き出しました。ただ若干運針が引きずる様な感ありですが仕方が無いでしょう。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
時間を合わせて電池交換完了です。
次はシチズンの腕時計、これも10年以上も前に当店で分解修理までした事があります。
竜頭の動きをチェックして。
チタン無垢バンドに両開きバックル。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
これがムーブメントで。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。電池を入れて動作確認ですが5秒だけ進み止まりました。
強制運針器に掛けるとスムーズに運針いたしますが正常動作には戻らず。
SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。
よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。