Giugiaro W680-4070 電池交換

2020.2.29お預かりのGiugiaro W680-4070 電池交換です。
洗浄コースでご依頼ですが、このモデルムーブメント取り出しでパーツがこぼれ落ちますので、余程の事が無い限り洗浄コースは不可です。もうメーカー対応も終わっているようで、何かあっても諦めて頂くしかありませんから余計に慎重になります。

プッシュボタンの動きもチェックして。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れプッシュバックル。プッシュバックルということは復刻モデルですね。

微調整位置をチェックします。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

シリアルが入っております。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントですがパッキンが・・・?

摘まみ上げて見れば、これのみ。他は何処へ行ったか?この症状から裏蓋閉めが厄介で有る事を物語っております。このまま下を向けるだけでムーブメントだけでは無く、パーツがボロボロとこぼれ落ちる構造です。

電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。

パッキンは交換してシリコン塗布をし裏蓋に戻します。

表示確認してELライト点灯確認。

三つ折れバックルが浮いており修正しておきましょう。

時間を合わせて電池交換完了です。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可