GIUGIARO 7T32-6J00 電池交換メンテナンス

2017.2.2お預かりのGIUGIARO 7T32-6J00 電池交換メンテナンスです。

竜頭の動きをチェックして。竜頭の右側、このプッシュボタンが不動ということでご依頼です。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

確かに押し込まれたママです。

バネ棒も洗浄します。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。(トリミングを忘れておりますね(^_^;)

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

もう一つの竜頭や竜頭パイプも、ここまでは綺麗に。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

プッシュボタンはここまでは引き出せましたが。無理は出来ないですから潤滑油を注して数時間おきます。

数時間後に引いてみますが少し動いただけ。

内側からもチェックして。

何とか抜けましたが、この状態。

これは洗浄したいところですが。

目盛リングがあるのでそのまま洗浄が出来ません。

ケースの穴に詰め物をして洗浄しました。
ただこの方法は完全防水には出来ないので湿気が入ります。
湿気が入るとガラスの内側に曇りが出て残りますから拭き取る必要が出て来ます。
それが、こちらのパターンですが綺麗に拭き取れるかどうかは時計次第。

プッシュボタンの穴も洗浄して綺麗になりました。

プッシュボタンも元の錆びた状態から綺麗にはならないと思っておりましたが。
意外に綺麗になりました。バネも効きますしパッキンが溶けた訳でも無さそうです。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗に。

バネ棒も洗浄して綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可