Grand Seiko 9F62-0AG0 電池交換メンテナンス

2023.7.23お預かりのGrand Seiko 9F62-0AG0 電池交換メンテナンスです。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

ラグ部の汚れもチェックします。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

バネ棒も洗浄で綺麗になるでしょう。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。このモデル「ムーブメント取り出し」には裏蓋だけでは無くガラス&ベゼルを外して前面から取り出す構造です。

問題はベゼルのプラスチックパッキンが戻せなくなる可能性が大。一か八か外してムーブメント取り出しを行うか?安全を優先するか?。迷いましたが洗浄は無しにします。最近は勤めに出ているので作業する時間が僅かですから納期が長くなっております。そこへ特殊専用パッキンの入手となると納期が予定が立たず安全にいきます。

裏蓋は洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

ブレスごと洗浄で弓環も綺麗になりました。

時間を合わせて電池交換完了です。

 

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可