SCUBA7N35-6020/Chronos 5H23-7020 電池交換メンテナンス

2023.9.30お預かりのSCUBA7N35-6020/Chronos 5H23-7020 電池交換メンテナンスです。

2本届きましたので一緒にこちらで紹介です。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。このスクリューバック錆び付いて固着しており簡単には開きませんでした。

裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。

これがムーブメントで。

錆がビッシリ、これは洗浄するしか無いでしょう。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックしますが異常は無く。

弓環やラグ部の汚れからも要洗浄です。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

耐磁プレートも洗浄しますがあまり変わり映えしない。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ブレスごと洗浄で弓環も綺麗になりました。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

次はクロノスの電池交換メンテナンス。ネジ込み竜頭が奥まで押し込めず。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋外すとパッキンが溶けておりへばりつきます。

これがムーブメントで。

パッキンは交換するしかありませんが、このグレーのパッキンは有りません。

錆をブラシで落とし、このまま洗浄します。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。竜頭のそこに汚れが固着し硬化しておりネジが押し込めない状態でした。削って・洗浄・削って・洗浄という作業工程になります。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

パッキンは交換してシリコン塗布をし裏蓋に戻し

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ブレスも洗浄して綺麗になったところで。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。ネジ込み竜頭もキッチリ締まりましたが防水機能は期待出来ません。

 

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可