SEIKO SOLAR V-110-0BB0電池交換メンテナンス

2023.2.26お預かりのSEIKO SOLAR V-110-0BB0電池交換メンテナンスです。電池交換でご依頼ですが届いてみればソーラー・ウォッチ。「ソーラー・ウォッチは受付不可」なのですが初めての方なので分からなかったか?。またはソーラーとは思ってなかったので普通に「電池交換」でご依頼パターンかです。

ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。竜頭の動きをチェックして・・・。

なんと抜けた?。錆も無く非常に奇麗な状態ですが。先端で折れた(引きちぎれた)感じです。元々折れていたのか?、私が竜頭を引いて限界が来て折れたのかは不明です。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックしますが綺麗な状態。

これがムーブメントですが綺麗な状態、さびもありません。ただネジ山の溝の端が潰れており素人さんが触った形跡。ソーラーですから電池交換は簡単に出来ない構造になっており。電池を無理に外そうとすればムーブメントが浮くでしょうから巻芯にストレスが掛かります。

兎に角は竜頭を押し込んで「強制停止状態の解除」は出来ましたので、このまま太陽光に当てて動来だして時間が合えばムーブメントに異常は無く巻芯交換のみで使えますが、先ずは動くかチェックします。

太陽光に4時間充てましたが不動ですから、充電電池は機能しておりません。よってソーラーバッテリーの「電池交換が必須」ですが。こちらでは「ソーラーの電池交換は不可」です。お断り理由にもあるように。ソーラーは電池交換不可です(電池の入手が不可という理由です)。またソーラーは7・8年は動きますから電池の寿命の時期が来たら、既に油切れ(要・OH)も必要であろう扱いです。よって電池交換+OHで費用は15.000円〜20.000円は掛かるでしょう。この修理は私は受けておりません。直接メーカーへご依頼宜しくお願いいたします。今回は竜頭の巻芯が折れているとなれば更に費用も覚悟する必要があります。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可