SPIRIT 5E31-6A10 電池交換メンテナンス

2017.4.19お預かりのSPIRIT 5E31-6A10 電池交換メンテナンスです。
2013年にもお預かりの腕時計。
秒針が外れたので取付もご依頼です。秒針は歯車の軸に突き刺してあるだけですが
素材は軽量化を図るためにアルミですから柔らかい。
もう絞まり切らないくらいに摩耗したか、いずれにしろ
金属疲労も考えられあまり触らない方が無難です。

竜頭の動きをチェックして。

遊び革の状態もチェックします。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。この裏蓋は薄い素材ですから簡単に開きます。
また食い付きも強くは無く、そろそろ非防水扱いでないと浸水するかもしれません。

裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。かなり湿気が入りかけておりますが、かろうじて裏蓋パッキンが効いております。電池がSEIKOですから他店で一度、電池交換されております。
電池交換メンテナンス(洗浄)は毎回、電池切れの度に行うのも現実的では無く。
普通の電池交換を挟みながら、洗浄するのがベストでしょう。

巻芯の根本が錆びており、竜頭のパッキンも限界が来ております。
この修復は竜頭交換になりますが、もう部品がありません。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

革ベルトの汚れがすさまじいですが、洗剤がついたままか?
これは後で拭き取っておきましょう。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

バンドの汚れは拭いて取り付けて電池交換メンテナンス完了です。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可