KING QUARTZ 5856-7030 & TAG HEUER WK-1112-0 電池交換メンテナンス
2023.9.29お預かりのKING QUARTZ & TAG HEUER WK-1112-0 です。
2本届きましたので一緒にこちらで紹介です。
竜頭の動きをチェックして。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
ラグ部のバネ棒は洗浄します。
これが取り出した文字盤&ムーブメントですがまだケースに収まったままです。
文字盤に乗ってるJパッキンがケース側に付いております。
これがムーブメントですが錆が目立ちますね・・・。良い状態とは言えません。ようは動けば良いのですが。
電池格納部をチェクします。
裏蓋の裏側もチェックします。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
電池蓋のパッキンが溶けております。よって可能であれば電池蓋は外したくない。外せば戻せなくなるか、パッキンが切れるでしょう。
LRが入っておりました。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
電池が電池格納部に固定出来ないので、電池蓋を外す必要があります。触らないように細心の注意をはらって。
裏蓋を閉めます。これで電池を装着して電池蓋で押さえ込みます。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になったところで。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
次はTAG HEUER WK-1112-0 電池交換メンテナンス。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
ラグ部の汚れやバックルの汚れもチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。
よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。