SEIKO Sweep Second 5S42-7A00 電池交換メンテナンス

2018.1.24お預かりのSEIKO Sweep Second 5S42-7A00 電池交換メンテナンスです。
メーカーでも「修理対応外」で、戻されたとか。
もうオールド・クォーツの部類ですし「メーカーが電池交換して数ヶ月で止まった」という事になる可能性があれば当然の対応となります。

私の場合、電池交換は受けますが、数ヶ月で止まっても「仕方が無いですね」と言うしかありません。

竜頭の動きをチェックして。

遊び革の状態もチェックします。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

パッキンを外して劣化具合をチェックしますが交換が必要です。

これがムーブメントですが「電池が入っていない」。 更にムーブメント全体がくすんでおり動くのか?

電池を入れて動作確認してみると問題無く動き出しましたので洗浄作業を進めます。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

裏蓋も洗浄して綺麗になり、パッキンは交換してシリコン塗布をし裏蓋に戻し。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
動きはしましたがムーブメントの状態からは、せめて翌日までは様子見は必要でしょう。
止まっていた場合でも分解修理等の修理対応が出来ない訳で、動いているのを祈るしかありません。
翌日、この姫路も1℃まで下がりましたが、時間は合っており発送となりました。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可