8M11-6000 電池交換メンテナンス

2016.11.3お預かりの8M11-6000 電池交換メンテナンスでご依頼です。

4本届いたうちの1本。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス半無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

ラグ部の汚れもチェックしますが綺麗な状態。洗浄コースのご依頼ですがその必要もない。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。サビは無いですが湿気た形跡があります。
もうメーカーは修理対応も不可ですから無理は出来ません。

得に多機能ムーブはなるべくムーブメント取り出しは避けたいところ。

ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。

指示に従って時間合わせ。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻します。

ブレスだけは洗浄しておきましょう。

バックルの噛み合わせが浮いておりますので修整します。

修正完了ですが素材が薄い事と、金属疲労もあり普通に使っても変形してくるでしょう。

時間を合わせて電池交換完了です。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可