SEIKOハイブリッドH239-5040 電池交換

2019.2.12お預かりのSEIKOハイブリッドH239-5040 電池交換です。
その昔、「SEIKOハイブリッド」の名前で人気だったモデルですが、このモデルは年代からもう動く物は少なくなりましたが、この時計はどうか?外観からはサビや文字盤の変色も無く問題無さそうですが液漏れ等は仕方がないくらいの年代です。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。

プッシュボタンの動きもチェックして。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントですがパッキンが入っておりません。よって湿気の痕跡がハッキリ。そして想像通り緑色に緑色が浮いて液漏れの跡が見えます。

ムーブメント拡大。

液漏れして乾いて粉状になったものが歯車部分に及んでおりますからアナログは動かないでしょう。

マイナス端子は問題がなく導通はしそうな雰囲気。

導通はして液晶は表示しました。

アナログは竜頭→歯車連動での針回しでは無く。モータードライブ。しかい竜頭クリックで動いたり動かなかったりですから粉が歯車に噛んでおります。

強制運針器では不動。

デジタル部分の動作で使われるか?電池交換は無しで返却か指示を仰ぎます。

デジタルのみで使用と言う事で電池交換のみ(洗浄なし)1.550円コースで進めますが、動作確認で針回しクリックでモーターを作動させたりで電池の消耗が激しく。
電池交換のみ(洗浄なし)1.550円コースとなると再度、新しい電池に入れ替える必要がありますが、在庫は1個のみ。それくらい最近では使わなくなっており常時在庫はしておらず。
丁度、きれたので注文しますから数字の猶予を頂きます。

電池の到着ですが最近、この1130SWだけ金色の電池で入荷します。

パッキンは無しの状態では使えませんから新品を装着。と言っても本来は平パッキンですが入手が不可ですから普通の既製パッキンで装着。

アナログはたまに動いているのか進んでいたりはしますが時間は合いません。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可