Hi-BRID H601-5070 電池交換メンテナンス

2017.2.18お預かりのHi-BRID H601-5070 電池交換メンテナンスです。

3本届いたうちの1本。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。

微調整位置をチェックします。

バックルの汚れもチェックします。

汚れも無く綺麗な状態ですが長期の保存で動かしていないと。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで、電池は抜いてあります。

電池格納部をチェクしますが液漏れの跡があります。

漏れた液が浸透して電子部品をに影響している様です。

液漏れを拭き取るにも金属で覆った板が邪魔で外します。
拭き取りくらいでは動き出さず、よく見ると電池格納部のマイナス端子。
これが白いプラスチックの凹み部分から浮いていない。
これでは、電池に当たりませんから通電しない。
曲がっただけか?と持ち上げてみますが、即落ちますから折れているか?。
見るにもブルーの絶縁フィルムが邪魔で奥の状態が分からない。

これも外して。

折れているのか、差し込んであった状態か?断面を見ても分からず。
いずれにしろ、このマイナス端子に連結する部分の金属のパーツが入手出来ないと
お手上げとなります。

試しに電池を入れて見て、リセットしても反応しませんから通電してない。

残念ながら今回は返却となります。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可