marie Claire
2016.9.7お預かりのmarie Claire電池交換メンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドにブレスバックル。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。
これがムーブメントで。コイルに向かってドライバーが滑ったキズが大きく付いております。コイルにもキズが付いており動くかどうか?
ムーブメント拡大。金属に深い傷が付いておりますが、そんなに大きな力は必要無い。
洗浄の前に動作確認しますが不動です。
強制運針器に掛けても不動ですから「要・分解修理」の状態。
ですがこの頃の物は、もう分解修理しても電子部品が不具合を起こせば
分解修理翌日でも諦めて頂くしかなく。分解修理はお勧めしません。
電池を入れたらクォーツ・パルスは出ており。注油してみることに。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。注油でも不動ですから作業は中止と思った時に、ふと見ると動き出しており電池交換メンテナンスとなりました。
これは当面、腕に付けて頂かないと仕舞い込んだら止まるでしょう。
時間を合わせて一晩、タオルに包んで置いてみましたが翌朝動いており発送となりました。
当面は腕に付ける・パンツのポケットに入れる・胸のポケットに入れる等して頂き。
時計を暖め、油が回るようにする注意が必要です。
夜も机の上などに置くときはタオルにくるんで、ですか。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
(2016年現在)