SEIKO Perpetual Clender 8F32-0220 電池交換メンテナンス

2017.4.15お預かりのSEIKO Perpetual Clender 8F32-0220 電池交換メンテナンスです。

竜頭の裏側の汚れをチェックして。

チタン無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

微調整位置をチェックします。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。

裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っております。

これがムーブメントですが湿気の痕跡も無く綺麗な状態。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ブレスも洗浄で綺麗に。外観は綺麗ですが洗浄液が真っ黒になりましたので
かなりの汚れが詰まっていた感じです。

カレンダー情報を入力しますが入力は問題無く出来ました。しかし、設定の確認に「竜頭を引いて、即押し戻し」操作でも確認の為の運針を行おりません。
翌朝、カレンダーは送られており問題は無い様ですが。
念のためにもう一度、リセットしてからカレンダー情報を入力。
やはり、同じく設定確認機能が効いておりません。
時間とカレンダーは正常の様ですから、これで良しと致しましょう。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可