SEIKO パペカレ8F56-00F0・BULOVA電池交換
2023.11.30お預かりのSEIKO パペカレ8F56-00F0・BULOVA電池交換です。 洗浄コースでご依頼ですが汚れも無く。裏蓋を開けてから考えましょう。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに見えますが軽いですからチタンでしょう。
微調整位置をチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックしますが汚れも無く。
パッキンの”よれ”がありますがこの程度は問題無いでしょう。装着する時に注意が必要ではありますが。
裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。ケースの汚れも無く洗浄は必要無いでしょう。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
カレンダー情報を入力して電池交換完了です。
次はBLOVA電池交換完了です。
竜頭の動きをチェックして。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。非常に奇麗な状態。
裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。電池を入れて動作確認。
秒針はスイープ運針です。今回2本とも「洗浄コース」のご依頼ですが。ムーブメント取り出しにはリスクもあります。洗浄して明らかに変わり映えする状態(経年かけて使い込まれている・新しいがコテコテの汚れ)ではなく。洗浄しても少しツヤが出る程度では無理に洗浄コースで「ムーブメント取り出し」はリスクを背負うのはお勧めしません。
SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。
よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。