TAG HEUER 自動巻Chronometer WG5222-PO
2017.8.5お預かりのTAG HEUER 自動巻Chronometer WG5222-PO かしめ修理とカレンダー操作が出来ないというご依頼です。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
バックルの汚れもチェックして。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
1コマ目が外れておりますが締まるかどうか。
コマの端に辛うじてメッキが残っております。
もうめくれており、洗浄で剥がれ落ちるでしょう。
先に全体的な汚れを洗浄します。
洗浄して綺麗になりました。メッキは見事に落ちてシルバーに。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
むむ・・ローターが何かに引っかかります?。
よく見ても分からないですが、ムーブメントを下向けてみると。
ネジが1個、転がり落ちました。
この部分のネジと思われますがこれが内部で踊って、あちこちに悪さをしていた様です。
機械留め板も片方が割れております。これは手持ちがありません。
分解修理のついでですから修理センターさん何か代用品を取り付けて頂きましょう。
ケースの内側もチェックして。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
かしめ修理では絞まり切らず、接着剤補強。
バンドを取り付けメンテナンス完了で、修理センターさんに託します。
2017.9.25修理からあがってきまして発送となりました。「ゼンマイ・パッキン」交換と分解修理となりました。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)