TAG HEUER かしめ修理

2020.1.10お預かりの「TAG HEUERかしめ修理」です。かしめ修理はセル・シリーズならでは修理ですが、もう経年的にも完璧になおるものはありませんが、この時計は何処まで締まるか。

竜頭の動きをチェックして。自動巻モデルですから裏蓋がもっこり。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

ラグ部のバネ棒を外しますが壊れております。

テープを貼った箇所が緩んでいるということですが、全体で5箇所緩んでおります。外れるのは2箇所。

先ずはブレスを洗浄します。

ピンの摩耗具合をみますが意外に少ない。

かしめ修理だけではなく、接着剤補強も必要でしょう。

黒いマジックが緩みが大きい所ですが、その前後のコマに負担が掛かっているでしょう。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。

接着剤補強も完了。メタルバンドにカーブが付いてしましましたが、接着剤補強が効き過ぎております。これは普通に使っていくウチにほぐれてくるでしょう。

バネ棒は両方交換しておきます。

バンドを取り付けかしめ修理完了です。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可