TAG HEUER 962.206 電池交換メンテナンス

2016.5.2お預かりのTAG HEUER 962.206 電池交換メンテナンスです。

3本届いたうちの1本。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

弓環やラグ部の汚れもチェックします。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

 

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。竜頭パッキンですが湿気の拭き飛ばしに黒ずんだみずが飛びましたから、パッキンの劣化が始まっており防水機能が落ちているでしょう。
竜頭交換しか対処法がありませんが、この竜頭はもう無いでしょう。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

「文字盤の下の方に汚れ」という事ですから、この汚れも拭きます。
ただ文字盤は湿気が大敵、乾いた綿棒でそっと拭きます。

ケースの内側もチェックして。

乾いたものでは限界もあり少し湿気させて拭いてみます。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

文字盤の汚れも拭き取って。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

弓環も洗浄して綺麗に。

文字盤の汚れも目立たなくなりました。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。

「パッキン交換」(2016年現在)

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可