TAG HEUER 989.113N 電池交換メンテナンス
2016.5.3お預かりのTAG HEUER 989.113N 電池交換メンテナンスです。
3本届いたうちの1本。
竜頭の動きをチェックして。
回転ベゼルの動きが重いということですが洗浄で何処まで軽くなるか。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
弓環やラグ部の汚れもチェックします。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パッキンですが湿気の拭き飛ばしに黒ずんだみずが飛びましたから、パッキンの劣化が始まっており防水機能が落ちているでしょう。
竜頭交換しか対処法がありませんが、この竜頭はもう無いでしょう。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
ケースの内側もチェックして。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
ベルトごと洗浄で弓環の汚れも綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理しか」対応出来ません。
「パッキン交換」(2016年現在)