TAG HEUER CG-1111-0 セナモデル電池交換メンテナンス
2018.8.9お預かりのTAG HEUER CG-1111-0 セナモデル電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
竜頭の動きをチェックして。プッシュボタンの動きもチェックしますが一つ動きません。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。微調整位置部分のバネ棒が固着しており外せません。
よって反対側から外します。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
作業の前に電池を入れて動作確認。
動作確認出来ましたが、プッシュボタンが一つ不動ですからゼロ位置合わせが出来ません。
このプッシュボタンヶ不動です。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
プッシュボタンも外してチェックしますが、かなりのサビ。
これは洗浄の必要があるでしょう。
他にもう一つ、動きはしますがサビがひどい物があります。これ本来はこの様な隙間が空くわけが無く。プッシュボタンのネジが緩んで抜け落ちる寸前です。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。ラグ部のバネ棒も固着して外れませんから丸ごと洗浄しましたが、それでもバネ棒は伸縮せず。このまま使うしかありません。
洗浄して綺麗になりました。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
プッシュボタンの部分も綺麗に。
プッシュボタンとバネも洗浄して綺麗になりました。
こちた飛び出していた方も綺麗になりました。
ネジを締めて飛び出していた状態が修正されました。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して動作確認。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
プッシュボタンを洗浄したのでゼロ位置合わせも可能になり。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)