TAG HEUER セナ・モデルCG1123-01 電池交換メンテナンス
2018.11.11お預かりのTAG HEUER セナ・モデルCG1123-01 電池交換メンテナンスです。
2015年にもお預かりのTAG HEUERですが今回は「秒針が外れた」ということですが、簡単に直るかどうかです。
竜頭の動きをチェックして。
遊び革の状態もチェックしますが1本しかない?
これはもう限界です。革ベルトを交換しないと時計を落とす事になるでしょう。
もしや、それで落として秒針が外れたか?
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
革ベルトを交換されると思いますので、センターラグピンも洗浄して起きましょう。
ところが錆びて抜けません。このままでも交換出来なくないですが新品の革ベルトを付けるのは難しいかも?
液晶が表しておりますが薄いですから電池切れでしょう。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
先に「秒針の取付」。乗せるだけで取付完了。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
洗浄は完了。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
ゼロ位置合わせを行って。プッシュボタンの動作確認。
時計の機能は問題ありませんが「センターラグピン」が問題。
コマからピンが抜けませんから注油で回してもビクともせず。コマだけにして洗浄してみますが同じでした。これはもうこのまま使用するしか無いでしょう。
革ベルト用のエンド・ピースの取付。
センターラグピンのネジも洗浄して綺麗に。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)