TAG HEUER CL1110 電池交換メンテナンス
2021.3.13お預かりのTAG HEUER CL1110 電池交換メンテナンスです。
3本届いたうちの1本で他は 「S90.806」 「WG-111C」
竜頭の動きをチェックして。
3本ともですが全体的に長期間、浸水していたかの様な雰囲気。見た目は汚いですがキズが無い。
このモデル、ラグ部を外すのは厄介なので、ベルト調整の要領でブレスを開きます。
Cリングピンですが、Cリングパイプは固着して抜けません。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。内部は非常に綺麗な状態。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。少し湿気た感ありですがダメージは無いでしょう。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。全く違う時計みないな変わり映え。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ゼロ位置合わせが必要です。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)