TAG HEUER S90.806 電池交換メンテナンス
2017.4.13お預かりのTAG HEUER S90.806 電池交換メンテナンスです。
2012年と 2014年。2015年にもお預かりのTAG HEUER。同じ2015年にもお預かり。
何度か「かしめ修理」でもお預かりで、今回も違った箇所のご依頼です。
抜けないコマに装着のピンが抜けているとは驚き。
前回も接着剤補強をした形跡が残っておりますが、今回も接着剤補強となるでしょう。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ラグ部の汚れや裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗に。
汚れと前回の接着剤を洗い直してから接着剤補強。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。今回はブレスのコマ全体に接着剤補強。よって少しバングルっぽく堅い感じですが、コマ全体のしなりが「かしめの弱った箇所」に負担を掛けますから、全体的にコマ同士の動きを少なくします。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)