TAG HEUER S95.206E 電池交換メンテナンス

2018.11.21お預かりのTAG HEUER S95.206E 電池交換メンテナンスです。
2014年にもお預かりのTAG HEUER。

2本届いたうちの1本。

竜頭の動きをチェックして。

前回も「かしめ修理」のご依頼ですが今回もかしめは必須のようです。

微調整位置をチェックします。

2箇所、完全に外れております。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

かしめ修理と接着剤補強。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。

バネ棒も洗浄して綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

そしてもう1本は「バックル修理」。

これだけで送られても困りますが、TAG HEUERのついでという便がありますから受けつけます。

バックルは外れておりますが・・・・良く外せたな!?と驚き。

かなり湾曲させて修復を加えた痕跡がありますが、元の姿に戻して行きます。

ラグ部のCリングピンも洗浄して綺麗になりました。

ブレスも洗浄して綺麗に。

ラグ部の汚れは拭き取りでOK。

バックルの取付は完了で、次にバックルの爪が食い付かなくて修理になりません。

何とか留まるようになりましたが、何でも直るわけではありません。

バックルが役目を果たすかチェックして。

バンドを取り付け、バックル修理完了です。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可