TAG HEUER WA1214 電池交換メンテナンス

2017.1.7お預かりのTAG HEUER WA1214 電池交換メンテナンスです。

2本届いたうちの1本。

竜頭の動きをチェックして。

遊び革の状態もチェックします。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

ラグ部の汚れや裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。パッキンはもう交換時期です。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
綺麗な状態のムーブメントで湿気の痕跡も無く、しかし不動です。

クォーツ・パルスも出ておらず。

強制運針器で運針はします。快調にクルクル回ってはおりますが不動。
「到着いたしました。メール」のついでに「不動ですから”要・分解修理」ですとお連絡。

一応、夜中に動き出していた例もありますから電池は入れて一晩置きます。
翌日になってみても動いてはおらず、多少の運針の様子もないですから
「分解修理するか連絡待ち」。
翌日は日曜でお返事も無かったですが、日曜買い物に行って夜に戻って来ると動き出して居るでは!?

しかも引きずる様な運針ではなく、綺麗なステップを踏んで。

となると作業を進めます。ウレタン・バンドも洗浄して綺麗になりました。

裏蓋も洗浄して綺麗に。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
怖々、竜頭を引いてストップさえ、更に押し込むと普通に動き出します。
強いて言えばエアコンを切るのを忘れて出かけており
暖まった事で動き出したとなります。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可