TAG HEUER WD1221K-10 電池交換メンテナンス
2019.9.22お預かりのTAG HEUER WD1221K-10 電池交換メンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして。
動きは問題無いですが、この摩耗具合は危険。まだ今は大丈夫ですが
もうじき、メッキが剥がれた部分の中央に穴が空くでしょう。
そうなれば「全くの非防水に転じます」。
メーカーであれば「要・竜頭交換」「要・分解修理」ですから50.000円はくだらない。
わたくし交換パーツも入手出来ないですし無責任にこのまま洗浄を進め、返送します。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
バックルの汚れもチェックして。
ラグ部の汚れや弓環の汚れもチェックして。かなりの汚れですが洗浄してこその汚れ。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。動作確認出来た所で先に進みます。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。このパッキンはもう限界。かなり硬化しております。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋ネジは洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
弓環も洗浄して綺麗になったところで。
ブレスも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)