TAG HEUER WG1112-KO 電池交換メンテナンス

2018.4.3お預かりのTAG HEUER WG1112-KO 電池交換メンテナンスです。
カレンダーの数字と枠がずれておりますが、これはカレンダー機構の不具合ですから
部品交換と分解修理が必要になります。そこまで費用を掛けることもないでしょう。

竜頭の動きをチェックして。

バックルが緩いと言う事で、ダブルロックの押さえが緩いですから締めておきます。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

バックルの汚れもチェックします。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

バネ棒の汚れもチェックして。

ラグ部の汚れや裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント・・・??カレンダーのズレが大きくなっている?

ケースの内側もチェックして。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

数字のズレはカレンダー機構の不具合では無く、文字盤が回転している様です。
これは「文字盤の足が折れている」症状ですが、対応は「文字盤交換」しかありませんが
部品が入手できません。できても20.000円くらいは掛かると思いますが。
そこでレジンで仮留めとしておきましょう。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ラグ部の汚れも綺麗に。

バネ棒も洗浄して綺麗になりました。

見事、回転ベゼルの数字が消えましたので。

 

墨入れして電池交換メンテナンス完了です。カレンダーの位置も中央になりました。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可