TAG HEUER WG-111A 電池交換メンテナンス
2021.6.5お預かりのTAG HEUER WG-111A 電池交換メンテナンスです。
2018年にもお預かりのTAG HEUER。 現在は秒飛び運針中。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
バネ棒が片方、縮んだままです動きが悪きので後で交換します。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは異常が無い事と丁度今、このサイズの手持ちが無く再利用です。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ブレスも洗浄して綺麗になりましたがバックルの食い付きが無い?ダブルロックが効くのでそのまま使えなくは無いですが。
バネ棒は新品に交換します。
バックルの食い付きが”パチン!”では無く、ペタンという感じです。
この部分を少し広くして。留めてみるとパチン!と止まってバックル修正完了。
と思ったらこちらが押し拡げられますから「パラリ!」と溶接が外れます。溶接部分に金属疲労が来ていて元々隙間が空いて食い付かなかった様です。このママでは2本のうちの1本で支えますから、いくらダブルロックで留まるといえども危険。
「溶接修理」が必要ですが15.000円ほど掛かります。ブレスは修理ということで外注先に発送します。
2021.6.15外注先から戻ってきました。
完璧ですね、流石プロという仕上がり。
裏側から見ても綺麗に仕上がっております。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス&ブレスの溶接修理完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)