TAG HEUER WG-1212-KO 電池交換メンテナンス
2017.3.30お預かりのTAG HEUER WG-1212-KO 電池交換メンテナンスです。
竜頭の動きをチェックして・・・堅い!締めつけ過ぎですね。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
バックルの留まりが緩いという事で。
出来れば修正方法もと言う事ですが。
今回の場合はこの隙間を広げれば修復出来るでしょう。ただ症状にもよりますから
何でも「バックルが緩めば、ココ!」という具合に触ればバックルは壊れるでしょう。
バックルの汚れも洗浄して綺麗になりました。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗に。
ラグ部の汚れもチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
竜頭ですが工具で緩めます。あまり締め付けるとパッキンが痛みます。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ラグ部の汚れも綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
3月のお預かりでしたが翌月「止まった」という事でお預かりですが。
こういう症状は”要・分解修理”ですがムーブメント交換の方が確実。
4月末のお預かりですから、ゴールデンウィークを挟むので預かりが長くなるでしょう。
2017.5.26修理から「ムーブメント交換」であがってきまして発送となります。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)