TAG HEUER WG-1213-KO 電池交換メンテナンス
2018.6.16お預かりのTAG HEUER WG-1213-KO 電池交換メンテナンスです。
元は「かしめ修理」のご依頼ですが、電池交換メンテナンスもついでにというご依頼です。
「かしめ修理のみ」というのは、一番割高になりますので。
竜頭の動きをチェックして。
ブレスが外れておりますから、かしめ修理が必要です。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
これがムーブメントで。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。バネ棒が外れませんから丸ごと洗浄する事にします。
先ずは、丸ごと洗浄します。
かしめ修理のためにはコマとバックルを分離します。
他にも緩んでいる箇所が何カ所か見られます。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
洗浄してから、かしめ修理でコマは留まりましたが、ラグ部のバネ棒は外れません。
サビが凄い状態ですから、外すにはバネ棒を壊す必要があり、手間も掛かりますからこのままに。
ペアのコマどうし接着剤補強もしておきましょう。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
時間を合わせて電池交換メンテナンス&かしめ修理完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)