TAG HEUER WH1112 電池交換メンテナンス&ラグ部のネジ
2017.3.19お預かりのTAG HEUER WH1112 電池交換メンテナンス&ラグ部のネジ抜きです。
ラグ部が外れて到着。
バネ棒では無く、ネジでケースに固定するタイプ。
片方はネジの頭が折れてねじ切り部分が折れ込んでおります。
メーカーでは分解修理ともで数万円と言われたという事ですが当然です。
そういう作業をしないといけないからです。こちら動作の責任までは負おりませんから
電池交換メンテナンス+ネジ抜きでお預かりが可能。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
作業の前に電池を入れて動作確認。
竜頭の裏側の汚れをチェックして。
竜頭パイプも、チェックします。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
パッキンを外して劣化具合をチェックしてケースの内側もチェックします。
ブレスも洗浄でバックルの汚れも綺麗になるでしょう。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
こちら正常な側で。
こちらが折れ込んだ側。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ベルトごと洗浄で弓環の汚れも綺麗に。
おっと、このまま修理センターさんに送っては作業がしにくく。
それこそ「分解修理込みで無ければ受けられない」となる可能性が高く。
分解修理は言わなくても、ムーブメントの脱着分は見積もり金額も上がるでしょう。
この状態にしてネジ抜きに出します。
5日にち後、修理センターさんからの回答は。修理センターでの作業は無理で
メーカーへの見積もりになるという結果に。
となると10万円近くになるでしょうから、今回はキャンセルとなりました。
2017.3.31修理センターさんから戻ってきましたので
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
今回は、ご期待に添えませんでしたが、このままでは電池交換はしたが時計が使えない。
ラグ部をよく見ると「バネ棒の穴が有る」。
左右、どちらも穴は埋まっておらずバネ棒が使えそうです。
よって革ベルトなら取付可能かもわかりません。
最近ネットではおしゃれなウレタン・バンドも売られており。
選択肢も多いと思おります。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)