TAG HEUER WT-1212 電池交換メンテナンス

2021.8.3お預かりのTAG HEUER WT-1212・WT-1213 電池交換

2本ともこちらで紹介です。2015年にもお預かりのTAG HEUER。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。綺麗な状態です。

電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。

パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。

バネ棒は洗浄します。

ラグ部には汚れを感じない奇麗さ。

時間を合わせて電池交換完了です。

次いでWT-1213の電池交換、こちらも2015年にお預かり。

竜頭の動きをチェックして。

バネ棒は洗浄します。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認ですが・・・不動?。こんな奇麗な状態で?写真では分かりにくいですが電池格納部に水滴があり浸水?。裏蓋を開けた状態で2日、乾燥させましたが不動ですから修理センターさんで診て頂きます。

8月20日、見積もりが出ましたが「分解修理・ムーブメント交換」となりました。

修理センターさんの回答
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「OH(ムーブ交換/パッキン交換/出荷時防水検査)」
修理期間:進行後約3〜4週間程度

こちらで新しい電池に交換しても不動でした。
消費電流測定機で検査しても回路の発振が出ませんので回路不良又
はコイル内部断線(見た範囲ではコイル切れないため)などが原因と思われます。
ムーブメント交換が必要です。

出荷時にケースの防水検査を行いますが、ご使用中に全てのご使用環境を想定し
たものではありません。水入り湿気入りの不具合の際は再見積りとなります。入
浴、シャワー、マリンスポーツ、水泳などは保証範囲外となります。これらご了
承のうえ作業進行とさせていただきます。お手数ですがよろしくお願いいたしま
す。
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裏蓋を開けた時の温度変化・湿度変化などで起こる可能性はあります。年に一度は遭遇しますが、大概は古い時計・ダメージがある時計に多いです。
今回のように状態も良く、新しいものでは希なケースです。
LINKは頑丈なボディーだけに外部の温度や湿度とかの影響がガードされるだけに、裏蓋を開ける環境の変化で症状が起こったということです。この状態の物が不具合になるのは3年に一度くらいの確立。
同時に2本お預かりし、2本では古い方でダメージが多い方は動き。新しく奇麗な方が不具合ですから分からないものです。

2021.9.8修理から上がってきて今回は「ムーブメント交換」となりました。分解修理でも良かったのですが、汎用ムーブメントですから費用の差が僅かですから、ムーブメント交換の方がお得という判断になりました。オールド・クォーツなどになると「無理矢理、分解修理」となりますが新しいので助かりました。

 

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可