TAG HEUER 962.213 電池交換メンテナンス

2016.9.28お預かりのTAG HEUER 962.213 電池交換メンテナンスです。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

バックルの汚れもチェックして。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

弓環の汚れもチェックします。

ラグ部の汚れや裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

さてこの竜頭パイプですが真っ黒だったものが。

綺麗になりました。でもこの黒い物は「竜頭パッキンが溶けた跡」。
つまり竜頭内部のパッキンが溶けて体積が減少しており防水機能が落ちます。
根本的に解決するには「竜頭交換」しかありませんが、費用も10.000円以上。
それよりも私らでは入手出来るかどうかが大きな問題。

よって裏蓋からの汗は大丈夫でも「手洗いの飛沫が竜頭に掛かる」この状態は危険です。
毛細管現象で竜頭についた水滴が裏側に回り、内部に染みこんでいきます。
すると巻芯が錆びてきます。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

裏蓋パッキンは交換しておきます。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。

弓環やバネ棒も洗浄して綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可