腕時計の電池交換修理/MIYOTAムーブ(ミヨタ)

2005年9月11日(歴史的な選挙の日です)

雑貨ウォッチ(腕時計)に多く搭載されたムーブメント”MIYOTA”ですが、
このムーブメントの電池交換の特徴を紹介してみましょう。

腕時計の電池交換修理/MIYOTAムーブ(ミヨタ)腕時計の電池交換修理/MIYOTAムーブ(ミヨタ)特徴

たまたま、掲示板で「プリントガラス」の解説に一つ時計をばらしましたので
ついでの撮影です。電池の押さえがこの様に”V字型”になっているのが特徴。

腕時計の電池交換修理/MIYOTAムーブ(ミヨタ)1腕時計の電池交換修理/MIYOTAムーブ(ミヨタ)2

この様にどうみても”ネジ留め”に見えますが、これを外さなくても大丈夫!
かえってピンセットや精密ドライバーを使い慣れない人にとっては厄介です。
簡単に出来る方法があればそちら優先ですね。
先ず○のの爪で電池が外れない様に留まっています。
これをネジは緩めずにピンセット先端を”1mm”ほど横にずらせることで ○の爪が外れます。注意は□の位置にコイルがありますから、勢い余ってピンセットを滑らせない様にする事です。

腕時計の電池交換修理/MIYOTAムーブ(ミヨタ)押さえ腕時計の電池交換修理/MIYOTAムーブ(ミヨタ)押さえ解除

反対側から見ればこうなっています。
これを(写真でいうと下)にずらせるとこの様に、電池が浮き上がります。

腕時計の電池交換修理/MIYOTAムーブ(ミヨタ)取り出し腕時計の電池交換修理/MIYOTAムーブ(ミヨタ)歯車

後はつまみ出すのみ。この○の箇所が”マイナス端子”ですが
これがバネになって電池を上に押し上げてくれます。

この下から押し上げる力が結構強くて、電池に掛かっている爪を
ピンセットでちょいと、ずらせると電池が”ぴょぉ〜ん!”と
跳ね上がり腕時計のケースから勝手に飛び出ます。
同じムーブでも”カタ!”と電池が浮くだけの物から。
元気の良い物になりと最大5cmくらい飛び上がります。

 

電池を外して、この角度から見ると金属の”歯車(Gear)が見えます。
基本的にはこういった所に触れては行けません。