腕時計修理/目覚ましのベル修理

基本は直りませんが  2004年7月(記述)

腕時計修理/目覚ましのベル修理

セイコーの古い目覚ましですが、落としてからベルが鳴らないという事です。
これは本来は「修理不可」です。
何故かと言えばこの時計の場合で当時の定価で3.000円〜4.000円とは思おります。
目覚ましの修理はメーカー送りになります都合、基本料金は「5.000円〜」です。
今の時代1.000円〜新品がありますから買い換えしか方法はないでしょう。
でも私で直る程度の事はやります。
この目覚まし何と「バッテリーチェッカー付」。この右の銀色のボタンを押すと。

この様に電池残量が分かります。この機能は今でもあれば便利ですがコスト削減の時代ですから。

落とした訳ですから中で何か折れて接触が悪くなっております。
裏側の3本のネジを外すのみ。これがムーブメントですが、○の足が2本折れておりますね。

拡大写真ですが。プラスチックですから簡単に折れます。
これはもう地板部分の一部ですから完璧に直すには地板交換です。
しかし、20年以上前の目覚ましの部品があるとは思えません。
となると無理にでも直すしかありません。この折れた右側の足を横から見れば。
こうなっております。根本から折れております。

この○の部分がシッカリ付いていなければ使い物になりません。
この足の上に写真・右の金属の部品が乗ってネジ留めされる訳ですから。

 

こういった構図になります。そしてここにモーターの尻が入ります。

こうですね。そして時間が来るとこの様に回転する訳ですから、結構振動があります。

よって瞬間接着剤のみでは、強度が足らないでしょう。そこで、こうなります。
瞬間接着剤で止めた上から、プラスチックを溶かせて足に巻き付けます。(;^_^A

こんな方法しかありません。これでも3.000円くらい頂けましたら
もう少し綺麗に出来ますが、それだけ費用を掛ける人もないでしょう。

この様な修理は受け付けはして貰えないですから、自分でやりましょう!
意外に簡単ですから。

私としても、こんな修理でお金は頂けませんし得意さまでしたから
「お金は要らないですよ」と言うと、「そういう訳には」と500円置いて帰られました。

つまりは修理代として請求が出来ない修理は行いたく無いのです。2004年


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