寄り道
「2005年3月4日」
この笑ってコーナーでも出てくる「おかん」の話ですが。
昨日、時計の電池交換に来られていました。待っている間に、おかんの携帯が鳴ります。どうやら例の息子さんから電話のようですが。
「あっ!ワン切りや。あいつほんましょうない奴やな」と、携帯を掛けております。
「あんた!ええかげんにしいよ!何でワン切りやねん」
「・」(息子)
「 あんたが掛けても、こっちから掛けても電話代払うの私なんやからな」
「・」
「 はぁ、まっすぐに帰るんやな、ほんまかいな?期待はしてへんけど」
「・」
「 ほんまやな!絶対にまっすぐ帰るんやな5時やで!」
「・」
「絶対の絶対やな!まぁ〜〜っすぐやで、5時な!」
「・」
「わかった、ほな待とくは。まっ〜〜すぐやで。
「角も曲がるなよ!」
と電話を切った。\(^o^)/
「息子さんですか?」
「会話聞いたら、分かるやろ。ほんま困った奴やわまっすぐ帰るって寄り道するのに決まってるねん 」
「でも、ええキャラしてはりまっせ!ボクは好きですがね」
「とんでも!一緒に住んでみたら、そんな事は言えんよ。ほんまに誰に似たんやろか?」
「ほんまですねぇ、親の顔が見たいですなぁ(v_v)」
「ほんと、ほんと。ほんまに・・・?
ちょっと兄さん!親って私やんかぁ〜!よう言わんわ」
「これは失敬、失敬(;^_^A 」
「ちょっと聞いてよ!あの子な。こないだ私の友達の××知ってるやろ、あの子がトイレ借りに家に寄って来たらしいのよ。いつもの事やから勝手に上がってくるやん。私、居らへんけど、あいつが家に居ったらしいんよ」
「そういや、××さん。この間、道で会ったけど足にギブスしてたよ」
「見たぁ!。それそれ!あれ、息子のセイで怪我したわって怒ってるねん」
「怪我?そんな事する子には見えないですが・・?」
「ちゃうやんか、あの子がな。自分の家まで持ちそうに無いから、ウチに寄って。トイレ貸してねぇ〜って玄関に勢いつけて上がろうとした時らしいのよ、あの子、何言うたと思う?」
「何、言いましたん」
「トイレ貸してね〜!って言ったらね
「返してよ〜!・・・やて」
「それであの子、ずっこけて怪我してるんよほんま、恥ずかしいったらないわ」
「ええわぁ〜!それ頂きますわ。ほな、電話貸してね。も返事は”返してよ!”ですね」
「ほんと、笑い話で済まされへんわぁ」
「ところで、奥さん
もう5時5分やで!
一気読み次は「ネジ巻き」 へ。