Baume & Mercier K18ブレスレット電池交換メンテナンス
2018.9.11お預かりのBaume & Mercier K18ブレスレット電池交換メンテナンスです。
5本届いたうちの1本。お申し込み時点で写真は無く、時計名と希望作業の羅列。
これでは具体的な作業が頭に浮かばず、受付出来るかどうかの判断が出来ません。
一応、お断りして「お任せ頂くコース」か「写真」でもあれば判断が出来るお伝えし。
いっそ「電池交換3本、出来れば洗浄も希望」とかの方が受けやすい。
基本、詳細な作業内容の記載や、ご希望事項が多いご依頼は
間違いの元なのでお断りする事に決めております。
お断りするご依頼の半分以上は、受付可能な物でしょうが、文字が多いと。
特に箇条書き事項が多いと、凄い神経質な人に感じるので、間違いなくお断りしております。
売上よりトラブル回避が優先です。
写真を撮っておけば作業が内容も一目で分かり作業が進みます。
「CREDOR・ガラス付け・ベルト調整・CREDOR2」
竜頭の動きをチェックして。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
ガラスはカーブガラスでかなり厚いことが分かります。
裏蓋ネジをチェックして。
裏蓋の裏側もチェックします。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。電池が湿気た跡が見えます。
作業の前に電池を入れて動作確認。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
文字盤のホコリは拭き取り可能。(綺麗になるかどうかは別として)
これはガラスとケースの隙間に入り込んだサビですから洗浄では綺麗にならないでしょう。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ガラスの下なので工具が入りません。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池を入れて動作確認。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
ネジも洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。