CASIO G-SHOCK DW-5000ST/1545 プッシュボタン電池交換メンテナンス
2021.2.27お預かりのCASIO G-SHOCK DW-5000ST/1545 プッシュボタン電池交換メンテナンスです。先日に続いてのご依頼で同じ型番なので「誤送信」かと思いましたが同じ時計の同じ症状でのご依頼です。
プッシュボタンの動きをチェックします。グリス切れといった感じです。
遊び革の状態もチェックします。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。
バネ棒は片方、使い物にならないですから交換します。
サビが凄いですが洗浄で綺麗になるでしょう。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ベゼル・カバーネジも錆びており洗浄します。
ベゼル・カバーの汚れもチェックします。
汚れよりもネジのサビが不着。
汚れは意外に無く綺麗な状態。
ベゼル・カバーネジが錆びた粉が不着。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っています。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
こちらは液晶側。綺麗な状態です。
ケースの内側もチェックします。
サビは無くグリス切れ感あり。
どちらも見た目は綺麗な状態。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
プッシュボタンを外してみますが汚れも無く。
異常はありませんね。
一応、4つとも外してグリスアップしておきます。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
電池を入れて動作確認。カレンダー修正が「95」からでしたから1995年モデル。
ベゼル・カバーも洗浄して綺麗になりました。
サビも綺麗に。また加水分解の心配も無く安心して洗浄が出来ました。
ベゼル・カバーネジも洗浄して綺麗に。
ベルトも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換&プッシュボタン、グリスアップメンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。