G-SHOCK DW5000/1545 プッシュボタン修理
2017.7.29お預かりのG-SHOCK DW5000/1545 プッシュボタン修理です。
2本届いたうちの1本。メインはダイバーでG-SHOCKは「なるなら、ついでに」というご依頼です。「4つのボタンのうち左下が外れてしまったモノを持っております。これは修理可能でしょうか?」という不具合内容。
私は「プッシュボタンが外れて紛失」という状態を想像しており。
何かガラ箱から合う物を探すしか無い。そう思っておりました。
ところが到着してみたら「プッシュボタンは付いて」おります。
指で引くと写真の様に抜けますから、これは「ストッパーが外れた状態」。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っております。
スペーサーを取り外し。
これがムーブメントで。
プッシュボタンが抜けた辺りに、ストッパーが外れているハズですが。
何処にもありませんから紛失されております。
こちらが異常がない側。
右側が外れたプッシュボタン。
ストッパーを装着します。
外したパーツを戻していき、パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
プッシュボタンの効きを確認して完了です。この「ストッパーを紛失」という症状、裏蓋を開けない限りケース外に出る事はなく。ご自分で裏蓋を開けた時に紛失された物と思われます。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。