電池交換では不動だった/ChristianDior AW-7034
2019.4.26お預かりの電池交換では不動だった/ChristianDior AW-7034です。
竜頭の動きをチェックして。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントですが「電池が入っていない」。良く有る状態ですがおそらく動きません。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。
おそらく不動ですがパッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻すのは裏蓋を閉めやすくするため。
一応、電池を入れて見ますがやはり不動。強制運針器に掛ければ運針はしますから歯車が噛んだり、錆びたりしている訳ではありません。つまりは分解修理で動きます。
念のために「パルス発信器」に掛けてみると発信がありませんから「分解修理・回路交換」または「ムーブメント交換」となるでしょう。最近、修理までして時計を使う方も無く返却となります。
この丁番部分は何？
爪で引くとロックが外れます。
横へスライドさせればブレスが簡単に外せる構造。おそらく交換用の革ベルトが付属したモデルであったかと。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。