Dari Softwatch 雑貨ウォッチ

2018.1.17お預かりのDari Softwatch 雑貨ウォッチ電池交換です。
海外での購入で、同じく買った御友人の物は動いていると言う事です。

お申し込みの時点では本物かどうか?電池交換できるのかどうか?さえ分からず。
この時計、本物は30万円ほどする物で、裏蓋があります。
しかし裏蓋が無いと言う事ですから、おそらく本物では無いでしょう。
でも偽物でもありません。デザインが似た雑貨ウォッチです。

裏蓋も無い構造で「もし、電池交換が出来ないのであれば、この時計は何の為の時計なのでしょうか?」という事ですが。つまりは”売ったら、お仕舞いの類い”です。

私も5・6本は電池交換しか事がありますが本物は一度だけ。

Softwatch「 例1 」  「例2」  「例3」 (裏蓋が無いタイプ)

さて到着ですがデザインは例であげたものと同じですが。

裏蓋がありません。基本は何処へ持ち込んでも電池交換は断わられます。

さて裏蓋はありませんが、竜頭の位置にネジが装備されておりますので
まだ親切な設計ですが、これでも電池交換を対応する店は無いでしょう。
触るとトラブルに巻き込まれる様な受付になるからです。

まず、裏蓋は無い構造ですが表から開けます。ガラスから開けるしか方法がありませんが
このプラスチックのガラスは爪で引っ掻いて外します。

つぎに裏側のネジを外します。ネジを外せばムーブメントが見えており。
このネジにパッキンの様な防水機能が施されておらず。
手洗いだけでも水滴が入るでしょう。

竜頭を抜きますが、戻せなく可能性もあります。それが断割られる理由でもあります。
戻せないと店の責任にされてしまいますから。

竜頭パイプも、チェックします。

竜頭を抜くと「文字盤&ムーブ」がポロッと出て来ます。

こちらケース側ですが、これを見ても表から電池交換が出来ない事が分かります。

これがムーブメントですが湿気が入って、それが乾いた痕跡があります。

電池を外してみれば液漏れの痕跡も。購入時から即、止まっており使用していない為でしょう。

電池格納部をチェクします。電池を入れても動きませんから。

強制運針器の乗せて、針を回してみれば、動くようにはなりましたが。
状態は油切れ「要・分解修理」です。ただ分解修理しても動作保証が出来ないでしょうから
修理センターさんも分解修理は受けてくれないでしょう。
分解修理を受けるお店があればラッキーですが10.000円程の費用が掛かり
数ヶ月で止まれば諦めるしかありません。

兎に角は「電池交換で動きましたが、4時間後には止まっておりました」。
そこで「竜頭を引いて、再度。針を回して竜頭を戻せば動き出しました」
これが限界ですから、このまま発送となります。

使用していない期間が長く「時計が冷えた状態が長いですから、腕に付けて暖めることが必要です」

「クォーツは寒さに弱い?」  「綺麗な時計ほど止まりやすい?」を参照ください。

今回は「電池交換のみ(洗浄なし)1.550円コース」と致します。不動になる可能性もありますから、あまり費用も掛けれず。費用もが掛けられないと言う事は、手間も掛けられないとなります。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
既製品で同サイズのパッキンが入手出来るという理由です。
他の腕時計も電池交換の度に必ずパッキン交換が必要ですが、行っておりません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可